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モンテッソーリ教育の共感点

更新日:2023年6月13日

みなさん、モンテッソーリ教育と聞くとどんなイメージが浮かびますか?

自由?独特なおもちゃ(教具)?子ども主体?

聞いたことはあって良さそうと聞くけど詳しくは知らない...?


おそらくみなさん、この教育法について多少なりの知識があったり好意的な見方をされている方が多いのかな、と思います。

私も保育の世界に飛び込み、我が子を妊娠してモンテッソーリ教育を知り、その素晴らしさに魅了された一人です。


将棋界のヒーロー藤井聡太さんやamazon創立者ジェフ・ベソスさん、Facebook創始者のマーク・ザッカーバーグさんなど世界に轟く著名人も受けていたとされるモンテッソーリ教育、最近では元NHKアナウンサーの久保純子さんもニューヨークでモンテッソーリ幼稚園の教師をされているということで話題になりました。


既に認知度の高いモンテッソーリ教育ではありますがこの教育法の根底にあるものは決して難しいものではありません。


「本来子どもには、自分を育てる力が備わっている(=自己教育力)」を前提として、子どもが自ら積極的に環境に関わりながら様々な動きや物事を吸収して成長・発達していく。周りの大人の役割はその最適な環境を整えること。


う~ん、これだけ聞くとやっぱり難しいな(笑)


子ども自身が成長・発達していく過程。赤ちゃんだったらまずは身体の動き。寝返り、ずりばい、はいはい、つかまり立ち...みんな多少の時期の差はあれど同じ順番に一つずつできるようになっていきます。


例えばこんな場面。

仰向けからうつ伏せになろうと「う~んう~ん」と体を揺らして泣いている赤ちゃん。

大人は「仰向けが嫌なのかな」と思って抱きかかえてそのままうつ伏せにしてあげたりします。これでもう大丈夫と思ったら「あれ?」今度は反対に仰向けになろうと泣いている。

「うつ伏せになりたいんじゃなかったのーーー?」


寝返りをしたがっているあかちゃんは、うつ伏せになりたい(その状態でいたい)わけではないんです。

「寝返りをする」という練習・行動そのものが目的で、全身で「できるようになりたい!」と思っているんですね。泣いているのはきっと言葉にならない「くやしい~!」の現れ。


だからこういう場合、大人は少しだけ背中を支えてあげたり、腕が寝返りの邪魔をしているようであればそっと抜いてあげたりして赤ちゃん自身が寝返りをできるようにほんの少しだけサポートしてあげるだけでOK。あとは「がんばれ~!」「あと少しだよ!」「悔しいね~」など励ましてあげること。赤ちゃんにも、気持ちは伝わっています。


そして、自分で初めて寝返りができたそのとき、赤ちゃんは「……できた!」と体感するのです。この「できた!」がもうめちゃくちゃ大事。この経験の数は自信に満ちた人格へと成長していく人生の財産です。たった生後数か月の赤ちゃんでも「達成感」って感じているんです。モンテッソーリ教育で私が一番共感したのはこの部分。

自分が子どもと関わる中で漠然と大切にしてきた想いが既に100年以上も前にできた教育法の中にありました。


チャイルドルームHOME SWEET HOMEは子どもが「いま」「なにをしたいのか」「なにができるようになりたいのか」に心を傾け、子ども自身が「できた」を感じる体験を積み重ねる場所をつくりたい、という想いでオープンしました。

お預かり中のお子様の様子は、お預かり後のレポートでママやパパにもお伝えしていきます。

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